たまに、ニュースなどでトカゲのしっぽ切りという言葉を聞くことがあります。
トカゲは、尻尾を切られても新たに再生する生き物です。
トカゲなどの尻尾は誰かに切られるというよりも、意識していなくても尻尾を切ることもあるようです。
ヤモリも爬虫類になりますが、ヤモリも尻尾を切ったりするのでしょうか。
また、手足や指などは再生するのでしょうか。そのあたりを調べました。
ヤモリの手足や指は再生されないの?
ヤモリもトカゲと同じく尻尾が切れることがあります。
もちろん、尻尾が切れてもまた再生してきます。
でも、手足だけは再生させるほどの能力は、ヤモリにはないようです。
ヤモリもトカゲも尻尾が切れることには意味があります。
これは、尻尾を切り離して、残した尻尾で敵に見せて自分は逃げるためです。
ヤモリの尻尾もトカゲの尻尾も、切り離された状態なのに、しばらくの間はくねくねしながら動いたり跳ねたりするそうです。
その姿を敵に見せておいて、自分は安全圏に逃げるということのようです。
尻尾で敵の注意をそらす行動ですよね。
ちなみに、自分で切り離しているわけではありません。
筋肉が縮むことで意識しなくても尻尾が取れてしまうようです。
尻尾は再生できるために、うまく活用していますよね。
ただ、再生されはしますが、完全な元の尻尾に戻すことまではできないようです。
尻尾が再生される理由から考えると、手足も切って敵をあざむきそうですが、まず再生されないわけですからそれはできないですよね。
ヤモリの指は、それぞれに5本ついています。
この指先には、あちこちに張り付いて動けるようにたくさんの毛が生えています。
この毛がまとまって剛毛になっています。
この剛毛が、登ろうとする壁や天井に触れると、ファンデルワールスカと言われる力が発生して壁などを登ることができます。
ヤモリは、この機能を持つ手足がなければ、生きていくことができないかもしれません。
まとめ
敵から逃げるために尻尾を切り離す行動は、本当に思い切ったことをしますよね。もともと、切り離しやすいような構造になっている種類もいるようですから、最初からそういう生態で生まれてきたということですよね。ヤモリを含む爬虫類は、ほんと奥が深いですよね。