ヤモリの尻尾は、真横に自由自在に動いているイメージがあるようですがどうなんでしょうか。
そもそも、ヤモリの尻尾には骨がちゃんとあるのでしょうか。
ヤモリの骨の標本はなかなか見ることがないのでわからないですよね。
そこで、ヤモリの尻尾にある骨について調べました。
ヤモリの尻尾には骨がちゃんと通っているの?
ヤモリの尻尾にはちゃんと骨が通っています。
背骨からずっと尻尾の方まで骨がきちんと形成されています。
ヤモリの尻尾は、外敵によって危険な状況になると勝手に尻尾から切れてしまいます。
当然骨から切れてしまいます。
骨から切れてしまうとすると、骨と骨をつないでいる部分で取れてしまうイメージをもってしまいますが、そうではないようです。
切れてもすっぱりとした切り口にはならいようですね。
もともと尻尾の骨は、尻尾の形成を作っていて、骨も尻尾の形になっています。
その尻尾が切れたときは、骨の節目で切れるのではなく、骨が外れた状態で取れてしますようです。
尻尾の筋肉も骨が外れた部分で切れます。
切れ目の形は、ギザギザの形をしているようです。
尻尾が切れるとたまにちょっとした血が出ることもあるようですが、切れた部分は、血管の内部の壁が弁のような働きがあって、ちゃんと弁を閉じて血が出ないようになっているようです。
一方、尻尾が切れてしまったヤモリの体には、再び尻尾が形成されます。
でも、骨まではしっかりと再生されるわけではないようです。
切れる前のようなしっかりした骨ではなく、軟骨として再生されます。
今までは、尻尾まで骨があって、尻尾の形を作っていましたが、切れたあとは、軟骨で再生されるので今までのようなしっかりした尻尾は再生されません。
先まで長かった尻尾は短くて、形も太くいびつな尻尾になってしまうようです。
まとめ
ヤモリは、何とか尻尾を残して自分の身は守れても、再生する尻尾が短かったりいびつになってしまうのは、とちょっとかわいそうな気がしますよね。ヤモリは、威嚇するときに尻尾を上げると言います。そんな行動もできなくなるのではないでしょうか。自分の身を守ることも大事。そこから生き延びていくのも大事なことです。尻尾が短いヤモリを見たら、そうっとしておいてあげたいですね。