ペットとして飼っているヤモリがなんだか食欲がない…壁登りもなんだかうまくできてないな。
もしかしてそのヤモリ、栄養の偏りによるカルシウム不足が原因かもしれません。
人間の飼育下におけるヤモリは野生とは違い餌が同じものが続きがちになるためクル病という病気になってしまうものが少なからずいます。
そのようにならないよう予防対策や治療について調べましたのでご紹介させていただきます。
ヤモリにもサプリメントは有効
ペットとして飼われているヤモリは生きているコオロギを餌として与えることが多いです。
ペットショップや通販で生きているものが手軽に調達できるのも理由の一つです。
ミルワームなどのほかの生餌に比べコオロギは栄養バランスも比較的よく、消化もいいので主食として適しています。
しかしコオロギにはカルシウムが含まれておらず、与え続けた場合栄養がかたよってしまいクル病になってしまうことがあります。
クル病の症状は食欲不振、痙攣、骨がもろくなることによるしっぽが曲がったり口が閉められなくなる変形症状があります。
クル病になる原因はカルシウムやビタミンB、Dが不足することが原因と考えられています。
カルシウムは骨の形成のために産卵のために使われます。
ビタミンB、Dはカルシウムの吸収効率を高める働きがあります。
このような不足しがちな栄養分を爬虫類、両生類用のサプリメントで補ってあげることでクル病を予防することができます。
サプリメントはホームセンターやペットショップで非常に安価で購入することができます。
ただとりすぎはよくないので1週間に数度コオロギなどにまぶしてあげるのが良いそうです。
クル病の症状が出てしまったら
尻尾の曲がりや、背骨の隆起などクル病の症状が出てしまった場合、早期に対処する必要があります。
餌として与えるコオロギにカルシウム、ビタミンパウダーをまぶし不足した栄養分を補ってあげることが第一です。
しかし、症状が進んでいる場合自力でコオロギを捕食できない場合もあります。
その場合は虫をすりつぶし水や牛乳などと混ぜ流動食のようなものを作りスポイトであげるとよいです。
ヤモリはデリケートですしクル病のものは弱っていますので無理やり餌をあげるのは控えましょう。
クル病は早期発見できれば完治できる病気なのでよく観察してあげて異変を見逃さないことが大切です。
まとめ
ヤモリをペットとして飼う場合プラスチックケースで飼うことがほとんどです。
自然の中で生きているものとは餌や環境など違う部分が多いのはもちろんです。
せっかく飼うのですからそれらのことを念頭に置きストレスなく健康に飼ってあげたいですね。