わたしたちが一般的にヤモリと呼んでいるのが二ホンヤモリ。
夏になるとよく見かけるヤモリです。
この二ホンヤモリ、どこにでもいるのでしょうか?そして冬になると冬眠しますが、どんなところで冬眠をしているのでしょうか?とても気になったので、調べてみることにしました。
二ホンヤモリの生息場所は?
秋田県以南の本州と、四国、九州、対馬、屋久島に分布している二ホンヤモリ。
「二ホン」と名がついていますが、日本固有種ではありません。
朝鮮半島や中国東部にも分布していて、日本には中国大陸から入ってきた外来種とされています。
そのように考えられている理由の一つが、生息場所です。
二ホンヤモリは人が住んでいる家やその周辺に生息しています。
自然のままの林や森には生息していません。このように生息場所が偏っているので、外来種の可能性が高いと考えられているのです。
夜行性なので、昼間は外壁のすき間や植木鉢の下など、目立たないところでじっとしています。
夜になると家の明かりに集まる虫たちを食べ、ときには室内に入ってくることもあります。
驚かされることも多くありますが、人間に襲いかかってくることはありません。
二ホンヤモリの冬眠場所は?
だいたい11月~3月くらいまで、二ホンヤモリは冬眠します。
ですが、カエルやトカゲのように土の中にもぐるスタイルではありません。
縁の下や外壁のすき間、物置の中など、家の周りで比較的暖かく、静かな暗い場所でじっとして冬を過ごします。
ペットとして飼育されている二ホンヤモリでは、ヒーターや暖房などで保温をして、冬眠させない場合もあります。
昼と夜の気温差が激しくならないよう細心の注意が必要ですが、必ずしも冬眠をさせなければいけないものでもないようです。
まとめ
二ホンヤモリは、生息場所も冬眠場所も民家やその周辺に限られています。森林に生息していないのは驚きでした。ですが、九州では、海辺の岩場で生息していることが確認されているようです。