爬虫類にとって脱皮とはなんでしょうか?爬虫類の脱皮は、一般的なイメージとして「成長して体が大きくなったから、皮膚がきつくなって、それを脱ぐ」という感じですが、それは少し間違っています。
一番わかりやすく言えば、私たちの「垢(あか)」と同じメカニズムです。
つまり我々人間が「成長につれて、垢を落とす」のではないのと同じように、爬虫類も必ずしも「成長するから脱皮する」ということではありません。
今回はヤモリの脱皮について少し深く調べてみました。
脱皮の周期や頻度
脱皮の周期や頻度というのは、何か決まりがあるのでしょうか?彼らの中の何らか都合という決まりはあるかもしれませんが、実際にはまだよくわかっていないみたいです。
したがって、結論を言えば、脱皮の周期や頻度に規則性はありません。
ただし、その個体に適した環境で理想的な成長ができる飼育をしてあげると、ヘビやヤモリの仲間は、比較的決まった周期で脱皮することが多いようです。
ちなみに、幼体時の蛇は2週間に一回の割合で脱皮するみたいです。
脱皮の時間
ヤモリが脱皮にかかる時間ですが、もちろんその個体や環境によって異なるので、定義はできませんが、若いヤモリは比較的簡単に脱皮し、高齢なヤモリは脱皮に2日かかったりすることもあるみたいです。
また若いヤモリは脱皮の頻度や周期も多くなるみたいです。
多くのヤモリは、まず全身にうっすらと膜をかけたような感じになって、色がくすみ、つやもなくなります。
その後、すぐに所々に亀裂が入り、脱皮の皮が浮き上がってきます。
ヤモリは、それを口を使って引っ張ったりしてどんどん取り去っていきます。
古い皮は食べてしまうヤモリもいますが、多くはその皮は放置されます。
まとめ
基本的には、ヤモリの脱皮の頻度や時間はちゃんと決まっているわけではないみたいですね。環境はそれぞれの個体の特選に依存してくるかと思います。ただ全く脱皮しないのは「脱皮不全」という一種の異常の表れなので、直ちに対処してください。