野生のヤモリを捕まえて飼育している人もいますよね。
飼育するには手ごろな体の大きさで、あちこちで見られるので捕まえやすいというのもあると思います。
でも、いざ飼育してみると、病気にかかってしまいどう対処していいかわからないこともあります。
そこで、ヤモリの病気について調べました。
ヤモリを飼育するときに気をつけたい病気は?
飼育下で生きているヤモリは、気を付けていないと餌の栄養が偏ってしまい、バランスが悪くなり、病気になってしまうことがあるようです。
とくに心配なのがクル病と呼ばれる病気です。
ビタミンB・ビタミンD、カルシウムが不足してしまうことによって、体の骨が溶けてしまうといった怖い病気です。
見た目の症状は、プラスチックでできた壁などを登れなくなったり、脱皮不全の症状があったりします。
とくに重症の目安になる症状が、尻尾が曲がったり顎が外れてしまって、口を閉じることができないなどの症状です。
他には餌を食べなくなるような症状も見られることがあります。
クル病になったときの対処は、不足している栄養を強制的に摂取させることで、症状の改善が見られることもあるようです。
与え方は、まず、固形の餌よりも液体に近いような、流動食をスポイトなどで与えるのがいいかもしれません。
ただし、強制給餌は、ヤモリにストレスを与えることになる場合があります。
とくに体が弱っているときには、無理に食べさせることで症状が悪化することもあるようですね。
また、病気は、目などにも起こることがあります。
角膜炎や角膜膿瘍です。
この目の病気は、ビタミンAが不足しているか、ちょっとした傷から細菌感染したりすることも起こるようです。
さらに、瞳が乾燥することによって、そこから目が濁ってしまう症状もあります。
このような目の病気には、抗生剤や抗炎症剤の目薬などや服薬などで対処します。
まとめ
ヤモリに与える薬などは、個人で手に入れるよりは、まず、獣医さんに相談して、適量はどのぐらいなのかなども相談したほうがいいかもしれません。また、必要な栄養が不足しないように、普段からサプリメントを細かくつぶして餌に混ぜるなどするのもいいようです。ただし、どの栄養でも与え過ぎには注意が必要です。