ヤモリはユーラシア大陸からの外来種として考えられていて、日本の固有種ではありません。
そのため、他の日本で暮らすトカゲの仲間より寒さに弱く、また脱皮を行う生物です。
ですがその脱皮の際、脱皮に失敗してしまうことがたまにあるというので驚きです。
ヤモリの子が脱皮不全を起こした時、どう対処していけば良いでしょうか?
今回はヤモリの脱皮不全と脱皮不全に直面した時の対処法などを調べてみました。
脱皮失敗
脱皮不全を起こす原因のとしては、湿度が低かったり環境が悪かった、あとは個体の体質が考えられます。
無理に皮を引き剥がすのは良くないので、環境を整えて次の脱皮の時に残った皮膚が一緒に剥がれるのを祈るしかないでしょう。
毎日霧吹きをしてあげるか、溺れない程度の水深で体全体が入るような水場を用意するなどして、環境を整えてあげるのも最適かとおもいます。
残った皮をピンセットでそっとつまんでみると、他の部分がまだ皮膚とくっついていて、身体ごと持ち上がってしまうことがあるので、無理やり引き剥がすのは得策とは言えないでしょう。
決定的な原因として、脱皮するためにこすり付ける場所のチョイスが悪すぎるというパターンが室内飼育だと起こりえます。
一生懸命、プラスチックにこすりつけても皮膚は剥がしづらいですよね。
対処法
乾燥させすぎだったんでしょう。
朝晩二度の霧吹きくらいでは、あっという間にカラカラになってしまいますので、床にキッチンペーパーなどを敷いて常に湿らせておくとか、水容器を一つ置いておく、などでもけっこう違ってきます。
対処法は、早いうちなら湿度を十分あげてほっとけば勝手に取れることもありますが、まあ人の手で取り除く方がいいでしょう。
頭の部分はほっといてもそんなに影響はないので、アバウトに取り除くだけでいいです。
問題は手足で、壁に登れないとそれがストレスとなって元気がなくなってしまうので、ちゃんと皮を取り除く必要があります。
ただし先ほど言ったように無理やりではなく、濡らしたティッシュなどを敷いて三十分ほどもすれば取れやすくなるので、指かピンセットで摘まんでぺりぺり剥きましょう。
まとめ
ヤモリの脱皮不全の主な原因は乾燥です。乾燥した皮膚を間違った場所を使って脱皮を行うので、まずは環境の改善と、お湯などで皮膚を緩めてから剥がしてあげると良いでしょう。