たまに尻尾が中途半端に切れているヤモリを見ることがあります。
もしくは捕まえようとしたヤモリの尻尾が切れてしまい、かわいそうでヤモリを飼育しようと思う人もいるでしょう。
ヤモリの尻尾は切れても、また再生されると言われます。
尻尾が切れている痛々しいヤモリですが、どのぐらいの期間で尻尾が再生されるのでしょうか。
そのあたりを調べました。
ヤモリの尻尾が再生するまでどれぐらいの期間かかるの?
ヤモリの尻尾が完全に再生するまでは、だいたい1か月から数か月の期間がかかるようです。
トカゲも尻尾が切れることがよく知られていますが、トカゲの尻尾よりもヤモリの尻尾は切れやすくできているようです。
そのために、捕まえようとしたときに尻尾が切れやすいのかもしれませんよね。
ヤモリやトカゲは、自分が危険な場面になると、自分の体が勝手に尻尾を切って逃げるようです。
この行為を自刃(じせつ)と言います。
ただし、自刃と言っても、自分で無理やり切っているのとはちょっと違います。
外的な刺激に対して筋肉が縮んで切れてしまうということのようです。
こ尻尾を切れてしまう理由は、その尻尾は、切り離されてもしばらくの間は動きます。
長いときは10分もうねうねと動いているようです。
時には跳ねたりすることもあります。
この動きで天敵になる相手の注意を、その尻尾に向かわせるようです。
切られた尻尾はオトリのようなものですよね。その間に、ヤモリは敵から見えない場所へ逃げていきます。
ヤモリの尻尾は確かに再生されますが、実は、尻尾の骨までは再生することができません。
再生された尻尾は、切り離された前の完全な尻尾ではないようです。
体の色よりも色が薄くて短く、太い尻尾が再生されてきます。
また、尾の骨も軟弱な骨になってしまうようです。
まとめ
ヤモリは、尻尾を切ることで自分の身を守っているんですね。誰に教えられることなく、それがヤモリの生態です。爬虫類ではないですが、イモリは、尻尾でも体でも切り離されたら、完全に再生できるようです。ヤモリとイモリ。種類は違いますが、再生に関してはくっきりと違いがあいますね。