毎日の忙しい暮らしの癒しにペットを飼いたい…でも家を空けられなくなるし散歩もあるし…
そのような方を中心に静かなブームになっているのが爬虫類のヤモリです。
散歩はもちろんいりませんし、たらふく食べさせてあげれば1週間弱くらいならば放置しても全く問題ありません。
しかし温度などの環境の管理を正しくしてあげないと途端に食欲不振に陥って餌を食べなくなったり、最悪死んでしまったりします。
このようなことが起こらないようヤモリの餌について調べてみました。
ヤモリは基本的に何を食べている?
夏場に壁にペタッとはりついている平たいフォルムの彼らヤモリ。
はりついてるのには理由があって明りに寄って来る蛾や小さい虫を食べるためと言われています。
他にも小さいクモやハエ、コオロギなどを好んで食べています。
しかし、これには条件がありヤモリは生きて動いていないとこれらの虫でも食べません。
ペットとした飼うときこの生き餌を用意することが少しハードルですね。
生き餌の定番で使われているものがペットショップで売られているコオロギです。
コオロギは彼らヤモリにとって栄養バランスも良く消化もいいので主食としてメインの餌で与えるのがいいようです。
また、ヤモリは丸呑みして食べるので頭より小さい大きさのものをチョイスしてあげることも重要です。
しかし、コオロギだけなど同じものを与え続けるとカルシウム、ビタミン不足になることもあるので、週に1~2回サプリメントを餌にまぶして与えることが健康には欠かせません。
サプリメントは通販やペットショップで手軽にそろえることができます。
餌の頻度は?
ヤモリの餌は2~3日に1回、2~3匹のコオロギを与える程度で良いとされています。
ヤモリは餌から得た栄養を体内にため込んでおくことができます。
野生のヤモリでも栄養状態の良いものであれば1カ月の絶食でも問題ないので、餌を多めに与えてあげれば飼い主が気軽に旅行に行けるのも良い点ですね。
大変!餌を食べません!
飼っているヤモリがなかなか餌を食べてくれない…こんな時は次のような点を確認してみましょう。
餌が生餌か
ヤモリ基本的に生きている餌しか食べることがありません。
好きな種類でも生きて動いていないとまず食べることはないようです。
餌の種類は適切か
たとえ生きていてもアリやダンゴムシなどは食べません。
小型のクモやコオロギなどを与えてあげてください。
餌の大きさは適切か
餌は頭の大きさよりも小さめのものにしてあげてください。
大きいものに反撃されて怖がってしまい拒食になってしまうこともあるので注意が必要です。
温度管理について
ヤモリは体温調整のできない変温動物です。
飼っている環境の温度が低いと冬眠モードになり動きも遅くなり餌を食べなくなることがあります。
冬眠させる場合あまり気温の変化の少ない場所に置き、温度が上がってしまい冬眠の途中で目を覚ますことがないようにしてあげましょう。
冬眠させない場合パネルヒーターや暖房を使用し温度を適切に保ってあげます。
まとめ
くりくりしたつぶらな目で静かな人気のヤモリ。
餌を毎日上げる必要がないなどのいい点もあるのは確かです。
しかし、生餌を用意することや温度管理などデリケートな面ももちろんあります。
せっかく飼うのだから生態を少しでも理解してあげてお互いに気持ち良く飼いたいですね。