庭先の人目につかないひっそりした場所の壁にはりついてる卵。
うっすらピンクに色づいて必ず2個セットで8の字状にくっついている卵。
見かけたことのある方もいらっしゃる方も思います。
大きさは1cmくらいで昆虫にしては大きいし鳥にしては小さいし、2個セットというのも不思議だな…
私も気になっていたのですが調べてみるとどうやらヤモリのものでした。
くりくりしたつぶらな瞳と平べったいボディが意外とかわいいヤモリの出産について皆さんにご紹介させていただきます。
ヤモリはどんな場所に産卵するの?
夏場ライト付の壁にぺたっとはりついているヤモリ。
私達の生活に一番なじみ深い爬虫類といってもいいでしょう。
日本ですと北海道以外に広く生息しているので、見た目や大きさに関してはほとんどの方にはおなじみかと思います。
ヤモリはコオロギなどの虫を食べています。
電気のある壁にはりついているのは明りに群がる虫を食べると考えられています。
しかし彼らにはネコやネズミ、ムカデなど捕食されてしまう天敵も多いので産卵の際もとても慎重です。
基本的に人目につきにくい壁と壁の隙間や民家の屋根裏などひっそりした場所に産卵することが多いです。
彼らの卵は基本的に必ず2個セットで、粘着性があるのが特徴です。
粘着性があるので垂直の壁などでも問題なく産卵することが可能です。
生みたての卵は柔らかく徐々に固くなっていき、約2か月程度で孵化を迎えます。
うっすらピンクがかったおしゃれな卵
有精卵のヤモリの卵はうっすらピンクがかった桜色でとてもきれいです。
実際の画像で見ていただければわかるのですが女性もののアクセサリーにありそうなたたずまいといっても過言じゃありません。
無精卵の場合途中で黄色くなってしまい、もちろん中から子供が生まれてくることはありません。
ヤモリは爬虫類で変温動物なので鳥のように卵を温めたりすることはありません。
産卵の後はわりとほったらかしのようです。
まとめ
ピンクで8の字状に2個くっついている卵を産むユニークなヤモリ。
日本では由来が【家守】で人家の害虫を食べてくれる有益動物とされ縁起物として大切にする風習がある地域もあります。
ちょっとかわいらしい8の字卵を見たら苦手な人もちょっと彼らの見方が変わるかも?