ヤモリも病気にかかります。
有名なのが「クル病」です。
この病気は野生のヤモリではあまり見られないみたいです。
飼育下に置かれたヤモリはエサの栄養バランスが偏ってしまっているために、クル病になってしまうことが多いのです。
今回はそんなヤモリの一大病、クル病について調べてみました。
クル病の症状
先ほど述べたように飼育されているヤモリは特にクル病にかかってしまう可能性が高いです。
クル病とは、カルシウム、ビタミンB、ビタミンDが不足することによってヤモリ身体の骨が溶け出してしまう恐ろしい病気なのです。
これらの栄養バランスに気をつけて、病気を予防していくことがポイントになります。
クル病の兆候としましては、プラスチックなどの壁に登れなくなる、つまり手のファンデルワールス力が弱まってしまったり、脱皮がうまくいかず、ひどい時は丸一日かけても皮がはがれなかったり、エサを食べなくなります。
また尻尾がガクガク震えていたり、アゴが外れて口が閉じないなどの兆候も見られるみたいです。
エサに関しては数日あげない程度であれば問題はないのですが、数週間になると危険です。
ちなみに尻尾が震える、アゴが外れる、この兆候が表れていると、重症です。
先に述べた兆候の時点で気づければ良いのですが、遅れたとしても諦めないでください。
クル病の治療法
クル病の治療に関してですが、まずは不足している栄養素を直ちに与えてください。
クル病はカルシウム不足が原因で起こる病気だと思われがちですが、実際のところはカルシウムをビタミンのバランスが崩れることによって起こります。
カルシウムを体内に溜め込んでいても、ビタミンが不足すると溜め込んでいたカルシウムをうまく使うことができず。
クル病になってしまいます。
不足している栄養素を挟聖摂取させてあげるだけで、症状は回復します。
まとめ
クル病はある意味人間の生活習慣病みたいなものです。兆候が現れたら、まずは栄養素の確保をして、またヤモリの飼い方を見直す必要があります。放っておくと死んでしまう恐ろしい病気なので、十分に気をつけて下さい。