草むらや林、庭などでもたまにヤモリを見ることがあります。
だいたいのヤモリはあっという間に目の前から消えるほど動きが速いですよね。
でも、たまに、近づいても動かずにじっとしている姿を見ることもあります。
ところが、突然人間がいると気づいたのかすぐに身を隠したりします。
ヤモリは目を閉じることはないようですが、人間を見ていなかったのでしょうか。
そこでヤモリの目の構造について調べました。
ヤモリは目を閉じることはない!?その目の構造とは?
ヤモリは目を閉じることはありません。
そもそもヤモリには、閉じるまぶたがないんですね。
ずっと目を開けたままの状態で日々過ごしています。
当然、眠っているときにも目を開けたままなんです。
ヤモリの目は、ウロコのような皮で覆われています。
そのために目を開け閉めはできません。
この皮はコンタクトレンズのように透明になっています。
蛇と同じ構造です。
眠るときにもこの構造のために閉じることができません。
そのために、目を開けたままの状態でも寝ているんですね。
もし、人間が近づいても逃げるような動きを見せなかったら、寝ている可能性があります。
でも、目を開けたままの状態ですから、見えていないわけがないですよね。
そこにはヤモリの瞳孔が関係しているようです。ヤモリの瞳孔は、昼の明るいうちは縦長になっています。
ヤモリは夜行性の生き物です。
ヤモリの瞳孔は猫の目と同じように、周りが明るいと縦に細くなります。
逆に周りが暗いと多くの光を取り込むために横に広がります。
ヤモリは、目を閉じなくても、この瞳孔を閉じて寝ているようなんです。
この瞳孔を見れば寝ているのか起きているのかを判別できるようです。
また、ヤモリは脱皮をする生き物です。
目を覆っている透明な皮も、脱皮のときにきれいに剥がれ、新しい皮がちゃんと再生されます。
まとめ
ヤモリは、まぶたはなくて閉じることができないものの、瞳孔がその役割を果たしているんですね。ヤモリの目は、よく見ると何やら模様が入っています。昼間は目の中の瞳孔が縦になっていますが、模様があるせいでよく見ないとどの部分が瞳孔がわかりづらいですよね。でも、よく見るととても可愛らしい目なのはわかりますよ。